この記事を読むと
外資系企業ではたらくメリット・デメリットがわかります。
外資系企業ではたらくメリット
外資系企業ではたらくメリットについてです。
外資系企業と言ってもUS企業、ヨーロッパ企業、中国、韓国と色々ありますが、ひとまずUS系で考えてみます。
成果主義で年収が高い
一般的に日系企業より年収が高いです。
日本企業の年収が平均420万のところ、外資系企業の平均年収は800万といわれます。
転職活動をしても有名日本企業と比べても年収に関しては高めです。
ストックオプションなどマネジメントになった時の魅力はありますよね。
個人を重視される
組織というよりも個人を重視されます。もちろん組織も重要ですけど。
個人の役割がはっきりしていて「この人は、この分野に対して能力が高いから仕事を頼もう」などという形でオファーがあります。
実力主義
日本企業でも年功序列というのがなくなってきた時代ですよね。
外資系企業については実力主義として若手でも大きな仕事を任せてもらえます。年上の部下はあたりまえのようにあります。
成果を出すと早い時期からハイポテンシャル人材として選抜されて、昇進、トレーニング、評価、給料に影響してきます。
また女性社員の活躍は当たり前です。
非常に優秀な方が多いです。一緒にお仕事をしていろいろな価値観で議論ができることは本当に素晴らしいことだと思います。
社長・部門のトップが女性というは普通の光景です。
意思決定のスピードが早い
トップダウンで物事は決まってきますので、意思決定のスピードは早いです。
買収・部門売却・組織再編・早期退職などの変化は多いです。
いかにマーケットの成長よりも自社を成長させていくかというために変化はいとわない体制です。
上場企業であれば、3ヶ月に1度は株主に約束した目標達成については必達が求められます。
3ヶ月単位、下手したら1ヶ月、1週間単位でもアクションを求められます。
語学力の向上ができる
あまり必要のない部署もありますが、グローバルではたらく上ではやはりある程度の語学力は必須です。
毎日英語会議があればある程度慣れて身についていきます。
何よりいろいろな国の人と一緒にはたらくのは楽しいです。
外資系企業ではたらきたいけど英語がつらいと思ったら、即行動。
-
外資系企業ではたらきたいけど英語がつらいと思ったら、即行動。
外資系企業ではたらきたいけど英語がつらいと思っていませんか?私も英語に対して苦手意識を持っていて英語はつらいと考えてみました。毎日継続して英語学習をしてスモールステップで成長していくと海外出張や英語会議で英語を使うことが辛くなくなります。
続きを見る
-
外資系で求められる英語力とは
外資系で求められる英語力とはどれくらい必要なのか不安ではありませんか?この記事では外資系で求められる英語力とどんな時に英語が必要になるかをご説明します。また英語力の対策もあわせて書きました。
グローバルで楽しくはたらきましょう。続きを見る
家族を大切にできる
海外の方は家族を大切にします。
フレキシブルな働き方。例えば夕食を家族と共にするために帰宅して、家で仕事をする。
リモートワークなども当然のようにできます。
日本企業と比べてもコロナ対策においても社員の安全を大切にしてもらっていることを実感します。
外資系企業ではたらくデメリット
メリットの反対にもなるのですが、外資系企業ではたらくデメリットも考えてみます。
年功序列・終身雇用はありえない
もはや日系企業でもなくなってはきていますが、外資系企業では年功序列・終身雇用はありえません。
よく日系企業の大手企業の友人と話をして驚くのですが、、、
日本企業ではマネジメント職・部長職になったような方は、役職定年はあっても名誉職のようなポジションを与えられて基本的に降格はないと聞きます。
外資系企業では「降格」は当たり前にあります。
役員だった方が、ポジション的には課長レベルまで落ちることもあります。
役員の個室を持っていた方が個室を出て一般社員と一緒に、机を並べてはたらく。
これはなかなかの環境です。でもこれは外資系企業であれば普通の光景です。
リストラは頻繁にある
いわゆるリストラ、人員削減のための早期退職に関しては頻繁にあります。
私も入社してから先輩方が会社を去っていく光景を本当に何度も見てきました。
外資系企業であっても日本においては日本の法律を遵守する必要がありますので、そこまでドラスティックなことを見たことはありませんが、、、
海外ではよく映画に出てくるような、クビが告げられてダンボールを抱えて出ていく。
海外の同僚では24時間以内に退社することなどもあります。
こうなると前任者から引き継ぎすらできません。
出張などしていたら会うことさえなくて人がいなくなっているということもありました。
ただリストラに関して言えば海外では、「今ならxx % 上乗せでやめるチャンスだ!」とリーダーが明るくノリノリで会議で発表している姿を見ました。
それに対して社員も前向きにとらえている!。こんなこともあります。
これはもはや文化の違いでしょうか。
部門ごとリストラの対象になりえる
部門売却や部門をなくすという意思決定を本国でされた場合は、
日本を含めたサブもその通りになります。
「部門がなくなりますのであなたの職がなくなりました。」という状況です。
「この会社に残りたいのであれば、xxヶ月以内に自分で職を探してください。」
結果的にほかのポジョションが見つからなければ、会社を去る。入社数年の方でも転職していく。
こんな状況も身近なところで見てきました。
ボトムアップの意見は通りにくい
基本的には役割と職務はJob description やRole& Responsibility で決められています。
戦略や方向性を決めるのはトップの仕事。
それに合わない案件についてボトムアップの意見は通りにくいと考えた方が良いです。
それでもボトムアップの意見を述べるために、英語会議でしっかり伝える力が必要です。
- 英語会議は頻繁にあります。英語会議でお困りの方はこちらをどうぞ。
-
英語会議でついていけない時に使えると便利なこと
ネイティブとの英語会議で聞き取れなくて困ったことありませんか。話す内容は何度も練習したり、原稿を作ったりすることで対策できても質問が聞き取れない。英語会議についていけない時に使えると便利な3点を解説します。
続きを見る
-
英語会議での質問が聞き取れない!そんな時にどうする?
英語会議での質問が聞き取れない時にどうするか?をまとめました。英語会議で1番困ることは質問が聞き取れないことですよね。プレゼンで話すことは練習したり原稿を作って話せば良いのですが、質問に対して的確に早く、イケてる返事をしたい方はどうぞ。
続きを見る
-
英語会議での大失敗から学んだこと
外資系ではたらいていると英語会議がたくさんあります。この記事では外資系で英語会議の大失敗から学んだことを3点書きました。本当に大事な英語会議がある時には、十分な準備をして私のような失敗をして欲しくないという思いから記事を書いています。
続きを見る
外資系企業で生き残っていくためには
特にデメリットの方で解説しましたが外資系企業では人員削減は当たり前のようにあります。
外資系企業で生き残っていくためには何が必要かを考えます。
成果を出し続ける
これはどの会社でも同じだとは思いますが、外資系企業では実力主義・成果主義が徹底されています。
努力したプロセス、過程についても考慮されますが、最後はやはり成果でみられます。
目標に対して大きく上回っているのか?到達しているか?未達か?はかなり厳しくみられます。
特に大きく未達が続くと、ローパフォーマーとしてどのように対策するのかのアクションを求められていきます。
コミュニケーションを頻繁にとる
実力主義・成果主義だからといって自分の活動をあまり説明せずに、結果を見ろ!というスタイルの方がいます。
自分の成果に相当自信を持っている方に多いのですが、、、この場合、成果が出ている時はまだ良いのですが、成果が出なかった時に、上司も救いようがありません。
自分の活動をしっかり説明して上司にはしっかりわかってもらいましょう。
良い結果のときはあまり説明がいりません。
ただ悪い結果のときはなぜ悪い結果なのか?
そして今後の予想に対してリカバリーアクションとして何をするのか?をロジカルに説明する必要があります。
リカバリーアクションをいかに早く取るか?市場の変化に関してどのような対策をするか?
早め早めに行動する必要がありますよね。
-
外資系で15人の上司から学んだ成果が出るボスマネジメント
上司との関係性がうまくいかなかったり認めてもらえない時にこそ必要なボスマネジメントについて知りたいですか?本記事では外資系で学んだボスマネジメントのポイントを解説します。上司との関係性構築のためのボスマネジメントを習得したい方は必見です。
続きを見る
また、上司の上司、周りの人たちにも、「この人はしっかり仕事をしている人だ」という評判がつくような行動をしていきましょう。
例えば各部門から選出されるグループ研修などがある場合は、積極的にリーダーシップを取りましょう。
良い意味で目立つ!
別部門に引っ張ってもらうことや新しいチャレンジへの機会につながります。
-
<体験談>役員・マネジメントの上司と話をしてわかったこと
高い視座、広い視野、的確な視点を持つ役員・マネジメントクラスと話をすることで自分の抱えている悩みを解決したいですよね。今回は役員・マネジメントと話をしてわかったこととどうやったら役員・マネジメントと話す機会を作れるかについてご説明しました。
続きを見る
実力を上げるために学び続ける
世の中の変化は非常に大きいです。そしてその世の中の変化より外資系企業の株主は大きな成果を求め続けます。
となると会社はどんどん変化し続けます。
過去の常識や成功事例・成功体験は時には捨て去り、新しいことを学ぶくらいの方がちょうど良いです。
英語力や自分の専門分野は当然のことながら、それ以外の分野においても準備している方は多いです。
-
TOEICの勉強で効果のあった英語学習法と継続する期間
TOEICの点数を取るために必要な勉強時間や期間について知りたくないですか?外資系グローバル企業でマーケターとして英語会議も毎日のようにあります。最初は英語はできませんでしたが、TOEICの勉強をしてできるようになったやり方をご紹介します。
続きを見る
例えば休日や夜間のビジネススクールへの通学は普通のことですね。
インプットももちろん必要です。
-
ストーリーで読めるビジネス本のまとめ10選
新入社員として仕事を始めて、そろそろ慣れてきて次のキャリアを目指す上で何を考えたら良いかに悩んでいる方にストーリーで読めて非常に役立つビジネス本をご紹介します。読みやすく本から始めて、より深い内容、興味のある分野を見つけましょう。
続きを見る
備えあれば憂いなしということでリベ大で「お金の勉強」もしておきましょう。
この本を読めばお金にまつわる5つの力を鍛えることができます。
- 貯める力
- 稼ぐ力
- 増やす力
- 守る力
- 使う力
最初は余計なものにはお金を使わず本業で稼いで、投資する。副業もはじめてみる。
初めて見た時は、なんだこのマッチョライオンは?と思いましたが、超オススメです。
まとめ
今回は外資系企業ではたらくメリット・デメリットを考えてみました。
外資系ではたらくメリット
- 年収が高い
- 実力主義
- 意思決定のスピードが早い
- 家族を大切にできる
外資系ではたらくデメリット
- 年功序列・終身雇用はありえない
- リストラは頻繁にある
- 部門ごとリストラの対象になりえる
- ボトムアップの意見は通りにくい
そしてそんな外資系企業で生き残るために必要なことは以下です。
外資系で生き残るために
- 成果を出し続ける
- コミュニケーションを頻繁にとる
- 実力を上げるために学び続ける
外資系企業ではたらいてみたい方へ
- 外資系転職専門のエンワールド・ジャパン。
- エンワールドは、APAC地域において多国籍企業と国際的な視点を持つグローバルな人材をつなぐ、日本でトップクラスの人材紹介会社。
- エンワールドでは、転職希望者がプロフェッショナルとして、また一人の人間として、何を求めているかを重視して頂けます。
- まず自分の市場価値を知るためにも登録して、コンサルタントと面談してみてはいかがでしょうか。Web面談もあるのが嬉しいですね。
- キャリアコンサルタントと履歴書や職務経歴書を一度書いてみると、本当に良い振り返りになります。
外資系企業ではたらいてみたい方は是非チャレンジしてみてください。
実力を高めてグローバルで楽しくはたらきましょう。
本日は以上です。global555(Twitter:global5551)でした。