お悩み
- プレゼンテーションの資料ってどうやって作れば良いの?
- プレゼンテーションの資料作成のコツを教えて。
- そもそもプレゼンテーションのゴールは何にすれば良いの?
こんなあなたの悩みを解決します。
プレゼンテーションの資料って色々なところで求められませんか?自分が説明するものから上司が使うものまで。いつも修正が多くて悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する「今すぐ実践できるプレゼンテーションの資料作成のコツとは」を読んでいただければ、パワーポイントのスライド作成について理解が深まります。
実際、私も10年間グローバル企業でマーケターとして社内外向けの相当枚数のプレゼンテーション資料を作成してきました。
記事を読み終えると、プレゼンテーション資料作成のコツについて知ることができます。
プレゼンテーション資料作成のありがちな誤解・間違い
- 「では早速、パワーポイントの作成に取りかかろう!」
- 「スライドは最後のお化粧道具ですよね!」
- 「スライドは完成!さて、どう説明するか考えよう!」
- 「書いてあることは、きっちり説明しなきゃ!」
- 「画面を映して、座ったままプレゼン!」
これらに対する答えをお持ち帰り頂ければ幸いです。
スライド準備からプレゼンまでのステップ
スライド作成からプレゼンまでの10の基本ステップ
- 目的・ゴールの確認
- ストーリーラインの作成
- 空パック・空スライドの作成
- 情報収集および分析の実施
- パワーポイントの作成
- シャドープレゼン
- スライドの修正
- プレゼンの事前練習
- プレゼンの実施
- フィードバックの収集
目的・ゴールの確認
今度のプレゼンで、自分は「そもそも」何を達成したいのか?
プレゼンの目的も色々ですよね。
- 意思決定/ご相談:AかBか決めてもらう。
- 確認:念のために確かめてもらう
- 情報提供:知っておいてもらう
- 課題の叩き台:考えていることを吐き出してもらう。
その目的に合わせて準備、用意するものも異なるはずです。
- 意思決定/ご相談:オプション、ロジック、比較結果(理由)
- 確認/情報提供:確認事項、情報。「何を知っておいてもらいたいか」を明確に。
- 課題の叩き台:思考を広げるための枠組み。仮説、極端なアイデア。
フォーマット埋めることは、決してゴールではありません。
ストーリーラインの作成
言いたいこと・メッセージを言葉で書いてみる。
空パック・空スライドの作成
ラフに手書きで、どんなイメージのスライドにするかを形にする。
いきなりPCに向かわないことがコツです。
スライドの基本形を作り、一貫性を持って使う。
スライドの構成例
- タイトル
- メッセージ :1 スライド、1メッセージでわかりやすく。
- ボディ
- サブメッセージ
情報収集および分析の実施
イメージ合わせて、実際の数字や分析内容を形に落とす。
仮説ベースのアウトプット → 分析に基づく実際のアウトプット
仮説が検証され、「事実」が明らかになる瞬間です。
パワーポイントの作成
ようやくここでPCに向かいます。
ストーリーも、スライドイメージも、分析も揃っているので、あとは単なる「作業」です。
迷わず一気に仕上げてしまいましょう。
ここまでがスライド作成のフェーズです。ここからはプレゼン準備に入ります。
シャドープレゼン
スライドが出来上がったら、一度頭の中で軽くプレゼンしてみる。
頭の中で、実際に人に話すイメージで、メッセージとボディのポイントを、実際にプレゼンしてみる。
チェックポイント例
- 全体ストーリーは唐突感なく話すことができるか?
- スライドのメッセージは、違和感なく伝えられるか?
- メッセージとボディは、整合を持って説明できそうか?
- ボディの説明をするときに、どのポイントを話すか明確にイメージできるか?
- プレゼンを終わって見て、最初にたてた目的が達成できそうな気がするか?
スクリプトを「書く」のではなく、頭の中で「話す」「プレゼンする」
スライドの修正
シャドープレゼンして違和感があるときは、思い切って直す手間を惜しまない。
「話しづらい」「伝わらない」と思ったら、もう1度ゼロベースで考えるくらいが良いです。
プレゼンの事前練習
あなたのレベルはどれですか?
レベル1:ちゃんと書いて、かつ、覚える
- スクリプトを書いただけで安心してはダメ。読むだけになってしまう。
- 基本は覚えるくらい何度も練習。時にはヒトに見てもらう。
レベル2: ポイントだけ書き込みしておく
- スクリプトまではいりませんが、ポイントだけメモるやり方
- 例:話す順番・補足情報・スライド間の「接続詞」
レベル3: メッセージだけ、体に覚えさせておく
- スライドにつき、2-3秒で(シャドー)プレゼンして、流れだけ覚える
- 上級者むけ
レベル4: ぶっつけ本番でOK
- 本来、このレベルの人はそんなにいないはず。
努力は不可欠ですね。
プレゼンの実施
覚えておくべき前提条件
人は、「話す」より「読む」方が何百倍も速い
プレゼンでのポイント
- すべてを説明することはしない(さっさと先に進んでよ)
- 書いてある通りにしゃべらない(すでに読んだことそのまま言われてもねぇ)
- 読み方はちゃんとガイドしてあげる(あぁ、そういう風に見ればいいのね)
- 書いてないことを長くしゃべるのもNG(一体、どこの説明しているんだ)
スライドの中の話し方もちゃんと考えておく。
大枠から?一つずつ?縦に順番?横に順番?
「話す」こと以外で気を付けるべきこと。
立ち方
- プレゼンは普通立ってやります。主役は資料ではなく、自分自身です。
- 基本の立ち位置は、スクリーンのすぐ横です。
- 巨大な会場でなければ、ポインターではなく、手で示します。
- 姿勢は大事です。あなたの背筋は伸びていますか?
手振り
- 手がぶらぶらしないよう、ポジションを固めましょう。
- プレゼンの内容によって、ジェスチャーを有効に使いましょう。
その他
- 特に観衆の中に歩いて行ったり、質問を投げかけるのも手です。
- 長いプレゼンで、緊張感を持たせるための工夫。
- リモート環境でのプレゼンのコツについてはこちらをどうぞ。
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フィードバックの収集
プレゼンが終わったらフィードバックを集めましょう。
- 全体として言いたいことは何か、わかりやすかったですか?
- 各スライドで説明が短すぎたり、長すぎたりするところはなかったですか?
- 話すスピード/テンポ、口調は適切でしたか?
- 姿勢、ジェスチャーはよかったですか?
- 質問の対処の仕方は適切でしたか?
プレゼンの良し悪しは人に聞かなければわかりません。恥ずかしいかもしれませんが、素直に聞きましょう。
まとめ
ジョブズのようなすごいプレゼンではなく、まずはきっちりと伝えることを目的として記事を書きました。
スライド作成からプレゼンまでの10の基本ステップです。
ポイント
- 目的・ゴールの確認
- ストーリーラインの作成
- 空パック・空スライドの作成
- 情報収集および分析の実施
- パワーポイントの作成
- シャドープレゼン
- スライドの修正
- プレゼンの事前練習
- プレゼンの実施
- フィードバックの収集
たかがスライド、たかがプレゼン。
されどスライド、されどプレゼン。
ちゃんと伝われば
議論ができる。納得してもらえる。ヒトが動く。
プレゼンの目的・ゴール・課題設定がしっかりしていればあとは何とかなるものです。逆にこれを外すとちょっと厳しい状況になります。私が参考にした本はこちらです。読んで損はないです!
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