
「毎日欠かさず英語を勉強してきたのに、3ヶ月経っても全然話せるようにならない…」 「TOEICのスコアも横ばい。自分には才能がないんじゃないか?」
英語学習を始めて3ヶ月。最初はあんなに燃えていたモチベーションも消え失せ、単語帳を開くのが苦痛でたまらない。そんな「3ヶ月目の壁」にぶち当たっている人は、実はあなただけではありません。
結論から言いましょう。「3ヶ月目で辞めたい」と感じるのは、あなたが順調に成長している証拠です。
この記事では、英語学習3ヶ月目で多くの人が挫折する本当の理由と、そこから抜け出すための具体的な処方箋を解説します。この記事を読み終える頃には、今の絶望感が「成長の前触れ」であることに気づき、もう一度前を向けるはずです。
1. なぜ英語学習は「3ヶ月目」に辞めたくなるのか?
多くの英語学習者が、3ヶ月を境に脱落していきます。なぜ「3ヶ月」というタイミングがこれほどまでに過酷なのでしょうか。
① 「ビギナーズラック」の終了
学習開始直後の1〜2ヶ月は、知らなかった単語を覚えたり、簡単なフレーズが聞き取れたりするだけで「成長している実感」を得やすい時期です。しかし、3ヶ月目に入ると、基礎的な知識が定着し始め、より複雑な文法や速いリスニングに直面します。ここで「簡単にはいかない」という現実に直面し、脳がストレスを感じ始めるのです。
② 「成長のプラトー(停滞期)」の出現
学習曲線は、努力に比例して右肩上がりに伸びるわけではありません。実際には、階段状に伸びていきます。努力しているのに実力が全く変わらないように見える「水平な時期」をプラトー(停滞期)と呼びます。このプラトーが最初に来るのが、ちょうど3ヶ月目あたりなのです。
③ 理想と現実のギャップ
「3ヶ月あれば、日常会話くらいは…」という淡い期待を抱いてスタートする人が多いですが、現実は非情です。3ヶ月程度では、ネイティブの会話は依然として呪文のように聞こえます。この「思い描いていた自分」と「今の自分」の差に耐えられなくなり、辞めたくなってしまうのです。
2. 「才能がない」は大きな勘違い。原因は「時間不足」にある
「辞めたい」と思う時、多くの人が「自分には語学の才能がない」と結論づけようとします。しかし、それは大きな間違いです。
あなたが伸び悩んでいる最大の理由は、才能ではなく「圧倒的な学習時間の不足」にあります。
英語習得に必要な時間は「100時間」ではない
日本の義務教育を経て、一般的な日本人が英語をある程度自由に使いこなせるようになる(ビジネスレベルや高いTOEICスコアなど)ためには、合計で約2,200〜3,000時間が必要だと言われています。
仮に3ヶ月間、毎日1時間勉強したとしても合計はわずか90時間。これでは、脳が「英語モード」に切り替わるための準備運動が終わった程度に過ぎません。
今のあなたは、例えるなら「100キロマラソンの5キロ地点で、疲れたから才能がないと言って立ち止まっている」ような状態です。ここで辞めてしまうのは、あまりにももったいないのです。
3. 3ヶ月目の壁を突破する3つのマインドセット
「辞めたい」という感情をコントロールし、この停滞期を乗り越えるための具体的な考え方を紹介します。
① 「3ヶ月は準備期間」と割り切る
今日から「3ヶ月で成果を出す」という目標を捨ててください。3ヶ月は、あくまで「英語を学習する習慣を作る期間」です。歯磨きをするように、苦もなく英語に触れられるようになったなら、あなたのこの3ヶ月は100点満点の大成功です。
② 成長のハードルを極限まで下げる
「映画を字幕なしで理解する」といった高い目標ではなく、「昨日聞き取れなかった一単語が聞こえた」「オンライン英会話で1回も詰まらずに挨拶できた」といった、ミクロな成長に目を向けてください。脳は「報酬(達成感)」がないと動きません。自分で自分を褒める仕組みを作りましょう。
③ 比較対象を「他人」から「過去の自分」にする
SNSで「3ヶ月でTOEIC800点!」という投稿を見て落ち込むのは今日で終わりにしましょう。比べるべきは、3ヶ月前の「何もしていなかった自分」です。確実に単語力も、リスニング力も、3ヶ月前よりは向上しているはずです。
4. 停滞期を抜けた先にある「ブレイクスルー」の瞬間
英語学習を続けていると、ある日突然、視界が開ける瞬間がやってきます。
- 「あれ?今まで雑音だったニュースが、言葉として入ってくる」
- 「言いたいフレーズが、考えなくても口から出た」
これが「ブレイクスルー」です。この瞬間は、停滞期に淡々と知識を蓄積し続けた人にしか訪れません。
多くの人が、このブレイクスルーの直前で「もう無理だ」と諦めてしまいます。今、あなたが感じている苦しみは、脳内で英語の回路が必死に構築されている「産みの苦しみ」なのです。
5. まとめ:最短で壁を越えるために必要なこと
「英語を辞めたい」という感情は、あなたが真剣に取り組んできた証です。適当にやっている人は、悔しさも感じません。
しかし、もしあなたが「いつかは英語をマスターして、人生を変えたい」と願うなら、ここで立ち止まるべきではありません。
ここから先、あなたがやるべきことは根性論で頑張ることではありません。「あとどれくらいの時間を、どう投資すれば確実に伸びるのか」という明確なロードマップを持つことです。
実は、日本人が英語を習得するための「時間の法則」というものが存在します。
「3ヶ月頑張った。でもダメだった」 そう嘆く前に、こちらの記事を読んでみてください。
「英語習得には合計◯◯時間必要」という事実と、挫折を経験したからこそ辿り着ける“最短ルート”の正体を詳しく解説しています。
今のあなたの努力を、決して無駄にしないでください。
▶ 英語学習で挫折しないための「800時間の法則」とは?停滞期を突破する具体的な戦略を読む
今の苦しみは、未来のあなたの「武器」になる
筆者もかつて、3ヶ月目の壁にぶち当たり、英語教材を全てゴミ箱に捨てようとしたことがあります。しかし、そこで踏みとどまり、正しい学習量と期間を知ったことで、今では英語をツールに世界を広げることができました。
今、あなたが感じている「辞めたい」という強い感情は、それだけ本気であることの裏返しです。
あと少しだけ、自分を信じてみませんか? そのヒントは、すべてこちらの記事にまとめてあります。
共に、この壁を越えていきましょう。