
シンガポールは世界でも有数の「子連れに優しい国」ですが、ホテル選びには少しコツがあります。マリーナの夜景を見たいのか、ユニバーサル・スタジオ(USS)で遊び尽くしたいのか、はたまたホテル内で完結させたいのか。
この記事では、子連れ旅行のプロが「ここを選べば間違いない」と太鼓判を押す5つのホテルを、具体的なおすすめポイントと共に詳しく解説します。
失敗しないための「エリア別」ホテル選びのコツ
シンガポールの観光地はギュッと凝縮されていますが、子連れの場合は「移動の拠点」をどこにするかが重要です
| エリア | 特徴 | こんな家族におすすめ |
| セントーサ島 | リゾート感満載。USSや水族館が徒歩圏内。 | 遊び重視、のんびり派 |
| マリーナエリア | 象徴的な夜景と巨大モールが隣接。 | 観光・買い物・夜景重視 |
| オーチャード | デパートが並ぶ中心地。交通の便が最強。 | 都会派、利便性重視 |
子連れに絶大な人気を誇る厳選ホテル5選
① シャングリ・ラ ラサ セントーサ|「一日中ホテルでいい!」と思える楽園
【セントーサ島】
シンガポールで唯一の「オン・ザ・ビーチ」のリゾートホテルです。ここはもう、「子供のための天国」と言っても過言ではありません。
- ここがすごい:
- 充実のプール施設: 子供専用のスライダー付きプールや、水遊びエリアが充実。
- キッズクラブ「Toots Club」: 5〜12歳を預かってくれるプログラムがあり、その間パパとママはスパやバーでゆっくりできます。
- ビュッフェのキッズコーナー: 「シルバーシェルカフェ」には子供の背丈に合わせた低いビュッフェ台があり、自分で料理を取る楽しさを味わえます。
- アドバイス: セントーサ島の奥にあるため移動は少し不便ですが、ホテル内だけで完結する過ごし方ができるなら、ここがナンバーワンです。
② マリーナベイ・サンズ|一生に一度の思い出を家族で
【マリーナエリア】
「シンガポールといえばここ!」という圧倒的な知名度。子連れには不向きと思われがちですが、実は最新のファミリー向けサービスが充実しています。
- ここがすごい:
- サンズ・ファミリースイート: 2024年以降に登場した新しいルームタイプ。2段ベッドや子供用アメニティ、さらには知育玩具が揃ったプレイルームが完備されています。
- 宿泊者限定のインフィニティプール: 150mの高さから眺める景色は、お子さんにとっても忘れられない体験に。
- 隣接施設へのアクセス: 「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」や、チームラボが手掛ける「アートサイエンス・ミュージアム」がすぐそこ。
- アドバイス: 非常に混雑するため、チェックインなどは余裕を持って。予算が許すなら、家族全員で一度は泊まって損はないホテルです。
③ リッツ・カールトン ミレニア シンガポール|「室内キャンプ」で冒険気分
【マリーナエリア】
ホスピタリティの高さで知られるリッツですが、実は「リッツ・キッズ」というプログラムが秀逸です。
- ここがすごい:
- ナイトサファリ・キャンプ: お部屋の中に本格的な「テント」を設置してくれるプランがあります。室内でキャンプ気分を味わえる演出に、子供たちは大興奮!
- 最高峰のバスルーム: 八角形の大きな窓から夜景が見えるお風呂は、おもちゃを持ち込んで親子でゆっくり入るのに最高です。
- 立地の良さ: ショッピングモール「マリーナスクエア」と直結しており、雨の日でもベビーカーで買い物や食事に行けます。
④ シャングリ・ラ シンガポール(オーチャード)|都心のオアシスと巨大プレイグラウンド
【オーチャードエリア】
セントーサではなく、市街地にある方のシャングリ・ラです。ここは「教育×遊び」に力を入れています。
- ここがすごい:
- 屋内プレイグラウンド「buds」: ホテル内とは思えないほど巨大な室内遊び場があります。お菓子作り体験(有料)などのワークショップも豊富。
- テーマ別ファミリースイート: 「サファリ」「宇宙」「お城」など、部屋ごとに異なるテーマでデコレーションされた客室があり、秘密基地のようなワクワク感があります。
- アドバイス: オーチャードの喧騒から少し離れた静かな場所にあり、落ち着いた滞在を好む家族にぴったりです。
⑤ ビレッジ ホテル セントーサ|コスパとプールの楽しさを両立
【セントーサ島】
比較的新しいホテルで、「ファミリー層」をターゲットに設計されています。
- ここがすごい:
- 4つのテーマ別プール: 流れるプールや、夕日が綺麗なプールなど、1日中プールホッピングが楽しめます。
- 無料のアクティビティ: 週末には映画上映やスカベンジャーハント(宝探し)など、宿泊者が無料で参加できるイベントが多数。
- 便利な立地: セントーサ・エクスプレスの「インビア駅」から徒歩圏内で、島内の移動が非常に楽です。
- アドバイス: 部屋は少しコンパクトですが、その分アクティブに外で遊びたい家族には最高のコスパを誇ります。
子連れ宿泊を成功させる「予約時のチェックリスト」
ホテルを決める際、以下の3点を必ず確認しましょう。
- 「添い寝」の年齢制限を確認 シンガポールは「12歳以下は添い寝無料」というホテルが多いですが、稀に6歳以上からエキストラベッド必須となる場合もあります。
- バスタブの有無 シンガポールの最新ホテルや格安ホテルはシャワーのみの部屋も多いです。小さなお子さんがいる場合は、バスタブ付きをリクエストしましょう。
- コインランドリーの有無 子供は服を汚します。高級ホテルにはランドリーサービス(有料)しかありませんが、一部のファミリー向けホテルやアパートメントタイプならセルフ洗濯機があり、荷物を減らせます。
まとめ:迷ったら「目的」で選ぼう!
- 「とにかく子供をプールで遊ばせたい!」 → シャングリ・ラ ラサ セントーサ
- 「夜景も観光も、特別な思い出も全部!」 → マリーナベイ・サンズ
- 「コスパ重視で、でもリゾート感も欲しい」 → ビレッジ ホテル セントーサ
シンガポールのホテルは、単なる「寝る場所」ではなく、それ自体が大きな観光スポットです。ぜひ、家族の好みに合った一軒を見つけて、最高の旅にしてくださいね!